ラボ室スタッフの声

胚培養士チームが語る、当院の培養技術・設備へのこだわりと、高い妊娠率を支える日々の取り組み。

胚培養士チームについて

当院のラボ室では、10年以上の実務経験を持つ胚培養士チームが最先端の設備を駆使し、患者様の大切な胚を責任を持って管理・培養しています。チーム一丸となって、患者様の妊娠という目標に向き合っています。

3名

10年以上の実務経験を持つ培養士

全症例

タイムラプスインキュベーター使用

2名以上

ダブルチェック体制

毎日

培養庫の確認・メンテナンス

Section 01

技術・設備に関する強み

技術・設備 / Q1

当院の培養環境(設備・管理方法)で、特に他院と違うと感じる点はどこですか。

全症例にタイムラプスインキュベーターで培養をおこなっている点です。

タイムラプスインキュベーターは、従来の顕微鏡下での定点観察に比べ、培養環境を一定に保ったまま経過を観察できるので、培養ストレスを最小に抑え、胚の持つ本来の発育能を損なうことなく培養できます。また、従来の方法に比べ、得られるデータ量が圧倒的に増え、任意のタイミングで検証できるのも利点です。

全症例をタイムラプスインキュベーターで培養することで、培養成績の安定や向上、データの蓄積が可能となり、当院の高い妊娠率につながっていると考えます。

技術・設備 / Q2

胚培養士の立場から見て、「この設備があることが成功率に寄与している」と言えるものは何ですか。

ピエゾICSIとタイムラプスインキュベーターです。

ピエゾICSIの導入により、当院では安定した高い受精率を達成しています。コンベンショナルICSIの場合、術者の技術レベルに成績が左右されやすく、穿刺によって胚を変性させてしまうことがありますが、ピエゾICSIでは変性率を抑え、確実に精子を卵子内に注入できるため、高い受精率を維持することが可能です。その結果、胚移植に適した良好胚を選択できる可能性が高まり、成功率の向上につながっています。

タイムラプスインキュベーターの導入により、胚の分割タイミングなど発育過程の詳細な情報を連続的・経時的に観察できます。複数の培養士による多角的な胚評価が可能となり、胚移植に用いる胚の優先順位をより正確に判断することができます。

技術・設備 / Q3

培養条件(温度・ガス・培地など)で、当院が特に重視しているポイントは何でしょうか。

培養環境が常に一定に保たれていることが最も重要であると考えています。

培養室の温度や培養庫の温度・ガス濃度は毎日記録し、異常や異変にはすぐに対応できる体制を整えています。また、日々の業務における培養庫の開閉は極力少なくなるよう、観察や使用のタイミング・順番にも細心の注意を払っています。使用する培地や試薬の品質管理も徹底しており、胚の発生能を損なわない培養環境の維持に日々取り組んでいます。

技術・設備 / Q4

顕微授精(ICSI)や胚操作において、当院ならではの工夫があれば教えてください。

ICSIにはピエゾICSIを使用しており、卵子になるべくダメージを与えない顕微授精をおこなっています。精子注入の際は卵細胞膜や細胞質の状態をよく確認しながら、優しくかつ確実に細胞質に注入する技術を習得しています。

また、術者間の差が生じないよう、手技や操作は安全性と操作性を意識した方法を標準化しています。学会等で得た最新の知見や日々の業務で気づいたことはすぐにチームで共有・検討し、技術の継続的な向上に努めています。これにより、以前より受精率は向上し、現在も高い成績を維持しています。

Section 02

運用・体制の強み

運用・体制 / Q5

日々の培養業務の中で「当院はここまで丁寧にやっている」と思う点はどこですか。

一般的に必要とされる培養士の人数は年間300症例あたり1〜2名といわれていますが、当院は10年以上の実務経験を持つ培養士が3名在籍しています。そのため、症例1件1件に対して細部にまで気を配り、手間を惜しまず高いクオリティを追求することができます。

ICSIや胚操作においても1件1件の業務を妥協なく丁寧におこない、全ての操作にART取り違えシステムによる認証と、術者2名以上によるダブルチェック体制を実施しています。胚の凍結前確認、移植前の融解胚選択、培養終了時の結果確認においても、タイムラプスインキュベーターのデータを複数の培養士の目で何度も見直して評価しています。

運用・体制 / Q6

培養士同士・医師との情報共有で、当院の良い点は何だと思いますか。

情報共有が迅速かつ密で、認識の齟齬が起きにくい点です。

医師とは毎日の申し送りの際に、培養士同士では即座に、情報の伝達や共有をおこなっています。培養業務の中での気づきや考えをその都度共有することで、チームとして連携しながらより良い培養業務・診療につなげています。この密なコミュニケーションにより、症例に対するミスや誤解が少なく、患者様一人ひとりに最適な対応が可能となっています。

運用・体制 / Q7

トラブルやイレギュラーが起きた際の対応体制について、強みだと感じる点はありますか。

培養業務に携わるスタッフは全員が経験年数豊富であり、これまでに培った多様な事例・経験をもとに、トラブルやイレギュラーが発生した際にも冷静かつ的確に対応できる体制が整っています。

異常や問題点を認識した場合には必ず報告することを徹底しており、トラブルを把握した段階で速やかに情報共有と対応が行える仕組みを構築しています。また、それぞれの培養士が感じる「小さな違和感」を大切にし、些細なことでも速やかに全員で共有することを日常的に実践しています。共有された違和感はその都度話し合い、万が一異常が認められた場合には早期に対応することで、大きなトラブルへの発展を未然に防いでいます。

運用・体制 / Q8

記録・データ管理の面で、当院の運用はどのような点が優れていると思いますか。

培養記録や凍結記録等は一元化されたシステムに入力することで、過去をさかのぼって状態を確認でき、今後の培養方針を立てる際にもデータをすぐに引き出して参照できます。

患者様ごとの情報は、患者背景・刺激周期の詳細・卵胞発育の記録・胚の発育状況・精子データ・使用した培養液や試薬の情報など多角的に管理されており、患者様一人ひとりに最適な治療を検討・提案することが可能です。

成功率を支える2大技術

Technology 01

タイムラプスインキュベーター

  • 全症例に適用(他院との大きな差別化ポイント)
  • 培養環境を一定に保ったまま連続観察が可能
  • 胚の発育過程を経時的・連続的に記録
  • 複数の培養士による多角的な胚評価を実現
  • 培養ストレスを最小化し、本来の発育能を維持

Technology 02

ピエゾICSI(PIEZO)

  • 卵子へのダメージを最小限に抑えた顕微授精
  • コンベンショナルICSIより高い受精率を維持
  • 術者間の差を排除し、安定した成績を実現
  • 変性率を抑え、確実な精子注入が可能
  • より多くの良好受精卵の獲得につながる

最先端のラボ技術で、あなたの妊娠をサポートします

胚培養士チームが一丸となり、患者様の大切な胚を最高の環境で管理します。
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