
Lab Technology
当院の高い妊娠率を支えるのは、最先端の設備と、それを使いこなす経験豊富な胚培養士チームです。
専門用語をわかりやすく解説しながら、当院ならではの取り組みをご紹介します。
Our Strengths
胚培養士チームが自信を持って語る、当院の培養技術・設備・体制のこだわりです。
扉を開けずに24時間365日、胚の成長を連続記録。培養ストレスを最小限に抑えます。
超微細振動で卵子へのダメージを最小化。従来法より高い受精率を安定して実現。
温度・ガス濃度を毎日記録・確認。培養環境を常に最適な状態に保ちます。
ART取り違えシステム認証+培養士2名以上による確認で、安全を二重に保証。
扉を開けずに、胚の成長を見守る
従来の培養器は、胚の状態を確認するたびに扉を開ける必要がありました。その度に温度やガス濃度が変化し、胚にストレスを与えていました。
当院では全症例にタイムラプスインキュベーターを使用しています。インキュベーター内部に設置されたカメラが、扉を一切開けることなく胚の発育を連続撮影します。
これにより、培養環境を一定に保ったまま胚の成長過程を24時間365日記録・評価することが可能です。また、得られるデータ量が従来の定点観察と比べて圧倒的に増えるため、複数の培養士が任意のタイミングで詳細な胚の評価を行えます。
「全症例をタイムラプスインキュベーターで培養することで、培養成績の安定や向上、データの蓄積が可能となり、当院の高い妊娠率につながっていると考えます。」
ポイントまとめ


超微細振動で、卵子に優しい顕微授精
顕微授精(ICSI)は、細い針で卵子に精子を直接注入する技術です。従来の方法では、針を卵子に刺す際の圧力で卵子が変性してしまうことがありました。
ピエゾICSIは、針の先端に超微細な振動(ピエゾパルス)を加えることで、最小限の力で卵子の膜を通過させる技術です。これにより卵子へのダメージを大幅に減らし、より高い受精率を実現します。
当院では全てのICSIにピエゾ法を採用しており、従来法と比較して変性率を抑えながら安定した高い受精率を維持しています。
「ピエゾICSIの導入により、当院では安定した高い授精率を達成しています。コンベンショナルICSIの場合、術者の技術レベルに成績が左右されやすく、穿刺によって胚を変性させてしまうことがありますが、ピエゾICSIでは確実に精子を卵子内に注入できるため、高い授精率を出すことが可能となります。」
ポイントまとめ

毎日の確認とメンテナンスが、胚を守る
胚の発育には、温度・CO₂濃度・O₂濃度・培地の品質など、多くの条件が複合的に影響します。これらを常に最適な状態に保つことが、高い培養成績の基盤です。
当院では培養室の温度・培養庫の温度・ガス濃度を毎日記録し、わずかな異常にも即座に対応できる体制を整えています。また、培養庫の開閉回数を最小限に抑えるため、観察や操作のタイミング・順番にも細心の注意を払っています。
使用する培地や試薬の品質管理も徹底しており、患者様の胚が常に最良の環境で培養されるよう、日々の地道な管理を積み重ねています。
「培養環境が常に一定に保たれていることが重要であるため、日々培養庫の確認・メンテナンスは必ず行っております。」
ポイントまとめ

二重の確認で、患者様の胚を確実に守る
ART治療において、取り違えや操作ミスは絶対に許されません。当院では、システムと人の両面から安全を担保する体制を構築しています。
全ての操作において、ART取り違えシステムによる電子認証と、培養士2名以上によるダブルチェックを実施しています。胚の凍結前・移植前の融解胚選択時・培養終了時には、タイムラプスデータを複数の培養士が何度も確認・評価します。
また、10年以上の実務経験を持つ培養士が3名在籍しており、年間300症例あたり1〜2名が業界標準とされる中、当院は十分な人員体制で1件1件の症例に丁寧に向き合っています。
「全ての操作にART取り違えシステムによる認証と、術者2名以上によるダブルチェック体制をおこなっています。」
ポイントまとめ

